創傷クロスライン

창상 크로스라인

성녀가 깃발을 내걸어, 모여든 레지스탕스에 의한 대마녀전선의 시동.

몇 개의 운명선이 교착할 때, 소녀는 그 소용돌이에 삼켜진다────────

 

1. Resistance

2. フェザースノウ

3. 眠り姫と夢の空想儀

4. 初恋リセット

5. 浮遊黒猫と楽団装置

6. 運命性トライアングル

7. 運命旋律の共鳴する丘

8. 感傷ロストライン

9. 廃園イデア

 

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9. 廃園イデア 
9. 폐원 이데아

Vocal:Mitsuki & Lico
Voices:오구라 유이, 타케타츠 아야나

『魔女の使いである女は、黒い鴉を腕に、 
『마녀의 수하인 여자는, 검은 까마귀를 팔에,

廃色に既定されたラインの上を歩き始める。 
폐색으로 기정된 라인 위를 걷기 시작한다.

その線は、ただ底のない絶望だけをどこまでも描いて……』 
그 선은, 그저 끝없는 절망만을 어디까지고 그리며……』

「メリクルベル様への手土産がもうひとつ増えた。 
「메리크루벨 님께 드릴 선물이 또 하나 늘었다.

喜んでいただけるかしら?ねぇ、フィーナ? 
기뻐해 주실까? 응, 피나?

さあ、これで準備はできた。 
자, 이제 준비는 끝났다.

――――はじめるとしましょう」 
――――시작해보도록 할까」 

喪失性質は異質 藍色のirony 廃路に
상실 성질은 이질 남색의 irony 폐로에

今囚われた爪弾く歪 廃園の華 
지금 붙잡혀 손끝을 튕기는 변형 폐원의 꽃

虚勢と余勢の抑制 義勇兵 幽閉 幻影 
허세와 여세의 억제 의용병 유폐 환영

殉教の嘘 原初幻想 偽装の理想を踏み破った 
순교의 거짓 원초 환상 위장의 이상을 밟아 부쉈다

夜に乱れた手負いの暗 それは玲瓏
밤에 흐트러진 부상자의 어둠 그것은 영롱하여

虚構の繭 読み解いた少女に、
허구의 고치 해독한 소녀는,

もうセカイは変えられない 
이제 세계를 바꿀 수 없어

idea フィナーレは咲かない 
idea 피날레는 피지 않아

永訣の風探し続けても 
영결의 바람을 찾기를 계속해도

ほら、崩れ落ちた 瓦礫に閉ざされて 
이것 봐, 무너져내린 와륵에 막혀버려서

さあ、罪悪の庭で 患者の群れと踊り続けよう 
자아, 죄악의 정원에서 환자 무리와 함께 계속해서 춤추자

フェザーシャワーを幻視したような 虹彩の咎、さよなら 
페더 샤워를 환시해버린 홍채의 허물, 작별이야

象徴 嘲笑 焦躁 猜疑心 白紙の核心 
상징 조소 초조 시의심  백지의 핵심

今飾られた重奏の下には合歓の花 
지금 장식된 중주의 아래에는 합환의 꽃

穿った 縋った姿は 音律の羅列と規律に 
찌르고 매달린 모습은 음율의 나열과 규율에

不機嫌な自傷 淘汰統制 構築自我さえ売り渡した
기분 나쁜 자상 도태 통제 구축 자아조차 팔아넘겼다

なくさないように鳥籠の中 それは束縛? 
잃어버리지 않도록 새장 속 그것은 속박?

虚影を追い 走り出した少女に、もうセカイは動かせない 
허영을 쫓아 뛰어나간 소녀는, 이제 세계를 움직일 수 없어

idea 虹なら架からない 遠い背中を探し続けても 
idea 무지개라면 걸리지 않아 먼 등을 좇기를 계속해봤자

ほら、消えていった 砂礫に閉ざされて 
이것 봐, 사라져버렸어 사력에 막혀버려서

さあ、最愛の夢へ 甘い記憶と共に溶け込もう 
자아, 가장 좋아하는 꿈으로 달콤한 기억과 함께 녹아들자

失った線を血で描き換えて 嫌な現実に、さよなら 
잃어버린 선을 피로 바꿔 써서 싫은 현실에, 작별을

透明な共鳴から 無数の言葉が生まれて 
투명한 공명에서 무수한 말이 태어나

あっさりと忘れられた 案外簡単にさ 
깨끗이 잊혀져버렸어 의외로 간단하게 말야

idea フィナーレは咲かない 永訣の風探し続けても 
idea 피날레는 피지 않아 영결의 바람을 찾기를 계속해봤자

ほら、崩れ落ちた 瓦礫に閉ざされて 
이것 봐, 무너져내린 와륵에 막혀버려서

さあ、罪悪の庭で 患者の群れと踊り続けよう 
자아, 죄악의 정원에서 환자 무리와 함께 계속해서 춤추자

フェザーシャワーを幻視したような 虹彩の咎、さよなら 
페더 샤워를 환시한 듯한 홍채의 허물, 작별이야

「道を間違えるな、って言ってもらってたのに……私、なんで――――」 
「길을 잘못 들지 말라고, 충고해줬는데…… 나, 왜――――」

「あら、間違いなんかじゃないでしょう?これがあなたの辿るべき道。 
「어머, 잘못 같은 게 아니잖니? 이게 네가 도달해야 하는 길.

他ならぬメルクルベル様がそう決めたのだもの」 
다름아닌 메리크루벨 님이 그렇게 정하셨는걸」

『全てのラインはいつか一つに繋がって。その先にはどう足掻いても死しかない。 
『모든 라인은 언젠가 하나로 이어진다. 그 앞에는 아무리 발버둥쳐도 죽음밖에 없다.

――――第3の魔女の物語への扉が、今開かれる』
――――제3의 마녀의 이야기로 향하는 문이, 지금 열린다』

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8. 感傷ロストライン
8. 감상 로스트라인

Vocal:Mitsuki & Lico
Voices:오구라 유이, 타케타츠 아야나

『少年は悩み苦しんでいた。
『소년은 고민하며 괴로워하고 있었다.

自分が恋していたのは、今のカナリアなのか。
자신이 좋아하던 사람은, 지금의 카나리아인가.

────あるいは、5年間の思い出を共有している
────혹은, 5년간의 추억을 공유하고 있는

ミリリという少女なのか。
미리리라는 소녀인가.

姿形はもちろん見たこともない少女。
자태는 물론 본 적도 없는 소녀.

けれど口調や時折見せる表情は、
하지만 말투나 가끔 보이는 표정은,

彼の知っているカナリアの面影そのもので』
그가 알고 있는 카나리아의 옛 모습 그대로라』

「いいの。困らせるためにここまで
「괜찮아. 곤란하게 하려고 여기까지

来たわけじゃないよ?だから……」
온 게 아닌걸? 그러니까……」

「んんー、難しくてよく分からないけど、
「으응, 어려워서 잘 모르겠지만,

みんなで仲良くすればいいよ!」
다같이 사이좋게 지내면 돼!」

深い苦悩が日常を侵食して 葛藤と拮抗に澱みなき軋轢
깊은 고뇌가 일상을 침식하여 갈등과 길항에 막힘없는 알력

セオリー通りの解決策を揭示 lazy ただ雪解けを祈るだけ
이론대로의 해결책을 게시 lazy 그저 눈이 녹길 기도할 뿐

どちらか一方を取ることなんてできない
어느 한 쪽을 고를 수는 없어

どれだけ複雑な数式をさ、用いたって
얼마나 복잡한 수식을 이용한다 해도

解答は出ない 少年は塞ぎ込み不眠に陥る
해답은 나오지 않아 소년은 울적해져 불면에 빠진다

ガラクタさながら病みながら
잡동사니 나름대로 고민하면서

そんなドラマならいらない 自家撞着の果てには何もなくて
그런 드라마라면 필요없어 자가당착의 끝에는 아무것도 없어서

それが最後の選択だっていうなら
그것이 최후의 선택이라면

分かたれた道を 選ばず繋ぐ新しいラインを描く
갈라진 길을 고르지 않고 이어지는 새로운 라인을 그리네

これが最後の物語になるのなら
이것이 마지막 이야기가 된다면

エピローグはもう 正しく優しく奏でて欲しい
에필로그는 이제 올바르게 친절하게 연주해주었으면 해

今傷だらけのクロスラインを 一つに結んでゆく
지금 상처뿐인 크로스라인을 하나로 묶어가네

『少年が特別な意識なく接しているつもりでも、
『소년이 특별한 의식 없이 대할 생각이더라도,

眠りを必要としないカナリアと共有する時間が
잠을 필요로 하지 않는 카나리아와 공유하는 시간이

増えてしまうのは自然なこと。
느는 것은 자연스러운 일.

少しずつほんの少しずつ。
조금씩, 아주 조금씩.

思い出を共にしているはずのミリリとは
추억을 공유하고 있을 터인 미리리와는

距離を置くようになって……。
거리를 두게 되어…….

少女は絶望し、病みは闇を生みだす。
소녀는 절망하고, 고민은 어둠을 낳는다.

その小さな闇に、レジスタンスの一員である
그 작은 어둠에, 레지스탕스의 일원인

メイメイという不気味な女が付け込んだ』
메이메이라는 기분 나쁜 여자가 파고들었다』

「知ってる?カナリアが死んでしまえば、
「알아? 카나리아가 죽어버리면,

あの場所にはあなたがいられるのよ?」
그 자리에는 네가 있을 수 있는데?」

ひとつだけ──迷いが生まれた時、少女は誘惑に負けないと誓う
딱 하나의── 망설임이 생겨났을 때, 소녀는 유혹에 지지 않겠다고 맹세한다

ふたつめの──絶望を感じた時、少女は懸命に理性を留めた
두 번째의── 절망을 느꼈을 때, 소녀는 필사적으로 이성을 멈췄다

みっつめに──二人が笑いあう度、少女はその罪なき存在を呪う
세 번째로── 두 사람이 마주 웃을 때마다, 소녀는 그 죄없는 존재를 저주한다

よっつめの──裏切りを目した時、少女は甘美な幻想に飲み込まれて
네 번째의── 배신을 목격했을 때, 소녀는 달콤한 환상에 삼켜져

背中合わせの二人
등을 맞댄 두 사람

「────そこは、私の場所」
「────그곳은, 내 자리야」

決壊する衝動にその手を染めた
결괴하는 충동에 그 손을 물들였다

悲しい嘘はもういらない 無価値な線は消してしまうから
슬픈 거짓말은 이제 필요없어 무가치한 선은 지워버릴 테니까

それが最後の選択だっていうなら
그것이 최후의 선택이라면

分かたれた道を 選ばず繋ぐ新しいラインを描け
갈라진 길을 고르지 않고 이어지는 새로운 라인을 그려라

今最後の物語がはじまった
지금 최후의 이야기가 시작되었다

エピローグを さあ、悲劇の音色で奏でて
에필로그를 자아, 비극의 음색으로 연주해

消えてしまったクロスラインを 一つに繋げずに
사라져버린 크로스라인을 하나로 잇지 않고

「ふぅ、ようやく寝たみたい。
「후우, 겨우 잠들었나 봐.

最近お兄ちゃん、なかなか眠れないみたいで、心配……。 私も横で一緒に眠ってあげられたらいいのに」
최근 오빠, 좀처럼 못 자는 모양이라, 걱정이야. 나도 옆에서 같이 자 줄 수 있으면 좋을 텐데」

「いいお薬を貰ってきたよ。これを飲んだら、あなたも眠れるようになるって!」
「좋은 약을 받아왔어. 이걸 마시면, 너도 잠을 잘 수 있대!」

『それはメイメイから受け取ったモノ。 確かにカナリアでさえ眠りにつけるけれど、
『그것은 메이메이에게서 받은 물건. 확실히 카나리아조차 잠에 들게 할 수 있지만,

体を緩やかな死が蝕む毒を含んだ薬。 カナリアは喜んでそれを口にし、少年に寄り添うようにして眠りにつく』
몸을 느릿한 죽음이 좀먹는 독이 든 약. 카나리아는 기꺼이 그것을 먹고, 소년에게 다가붙어 잠에 든다』

『けれど次の日から、少女は純粋な優しさから、不眠に悩む少年にもその薬を分け与えてしまっていた。
『하지만 다음날부터, 소녀는 순진한 다정함으로, 불면으로 고민하는 소년에게도 그 약을 나눠주고 만다.

ミリリの気付かぬうちに、目の届かないところで────二人は共に死へと誘われる』
미리리가 눈치채지 못하는 사이, 눈이 닿지 않는 곳에서──── 두 사람은 함께 죽음으로 인도된다』

「そうじゃない。そうじゃないそうじゃないっ!!
「그렇지 않아. 그게 아니야, 그런 게 아니야!!

殺したいのは、アイツだけだったのにっ!」
죽이고 싶었던 건, 저 애뿐이었는데!」

『手を繋ぎ、仲良く眠るように背中合わせで橫たわる二人の穏やかな表情をみて、少女は完全に闇に飲み込まれた……』
『손을 잡고, 사이좋게 잠든 것처럼 등을 맞대고 누운 두 사람의 평온한 표정을 보고, 소녀는 완전히 어둠에 삼켜졌다……』

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7. 運命旋律の共鳴する丘
7. 운명선율이 공명하는 언덕

Vocal:Mitsuki
Voices:Mitsuki

『少女達のラインが重なったのと時を同じくして、
『소녀들의 라인이 겹쳐진 것과 때를 같이하여,

もうひとつのラインが交錯していた。
또 하나의 라인이 교착하고 있었다.

変わり果てたその姿。初めて耳にする声音。
완전히 변해버린 그 모습. 처음으로 듣는 음색.

困惑する旅人は、ただ理由を問うことしかできずに────』
곤혹스러워하는 여행자는, 그저 이유를 물을 수밖에 없었고────』

「私はきっと、あの時に一度死んだの。そんな顔をしないで?ルクス」
「나는 분명, 그 때 한 번 죽은 거야. 그런 표정 짓지 말아줘? 루크스」

敗者たる聖女と逍遥する黒衣の邂逅
패배자 성녀와 소요하는 흑의의 해후

それは偏在する 運命旋律の洗礼を受けて
그것은 편재하는 운명선율의 세례를 받아

魂の色さえ書き換えられた偽装聖域
영혼의 색조차 바뀌어버린 위장성역

実像なき虚構空位に座って
실상 없는 허구공위에 앉아

融解腐敗繰り返し 面影はもうない
융해와 부패를 반복하여 옛날의 모습은 이제 없네

業火に歪んだ幻想は狂気
업화에 일그러진 환상은 광기

共鳴して 観測者を語る者よ
공명하여 관측자를 말하는 자여

死穢の断罪と糾弾は甘んじて受けよう
사예의 단죄와 규탄은 달게 받겠어

埋葬して 何もかも全て終わった後に
매장하여 모든 것이 전부 끝난 뒤에

この罪は五つの穢れた残骸と共に
이 죄는 다섯 개의 더러워진 잔해와 함께

「枯竭した感情を憂いて
「고갈한 감정을 슬퍼해서

セカイが変わるのならそうするけど?」
세계가 바뀐다면 그렇게 하겠지만?」

拒絶する少女と虚影を追う黒衣の旅人
거절하는 소녀와 허영을 쫓는 흑의의 여행자

それは混在する 空白旋律の兆しを浴びて
그것은 혼재하는 공백선율의 징조를 받아

取り戻した声で語られる事実は痛烈で
되돌아온 목소리가 말하는 사실은 통렬하여

見えないナイフは過去を切り裂いた
보이지 않는 나이프는 과거를 찢었다

後悔懴悔繰り返し 悲痛な告白に
후회 참회 반복하며 비통한 고백에

出來損ないのヒーロー気取りは願う
영웅 행세하는 반편이는 기도한다

隔絶して 研ぎ澄ませ見定めてみる
격절하여 날카롭게 갈아 확인해 보네

虚ろな緋色の呪縛を断ち切れフランチェスカ
공허한 비색의 주박을 끊어라 프란체스카

自分殺して 創り上げた偽りの姿を
자신을 죽이고 만들어낸 거짓의 모습을

演じ続けるのを死者は望んじゃいない
계속 연기하는 것을 죽은 자는 바라지 않아

闇は深い──── その深層には届かない
어둠은 깊어서──── 그 심층에는 닿지 않네

笑みは不快──── 捨て去った幻想を想起させるから
웃음은 불쾌해──── 버리고 떠난 환상을 상기시키니까

底は腐海──── 誰も足を踏み入れられない
바닥은 부패해──── 아무도 발을 들여놓을 수 없네

思い遂げて散るまで 浮上することはない
생각을 이루고 산화할 때까지 부상하는 일은 없네

共鳴して 観測者を語る者よ
공명하여 관측자를 말하는 자여

死穢の断罪と糾弾は甘んじて受けよう
사예의 단죄와 규탄은 달게 받겠어

笑うのならば 何もかも全て終わった後だ
웃는 거라면 모든 것이 전부 끝난 이후야

この罪は五つの穢れた残骸と共に
이 죄는 다섯 개의 더러워진 잔해와 함께

『辿ってきた茨の道と、あまりにも深き業。
『더듬어 온 가시밭길과, 너무나도 깊은 업.

けれどその瞳の奧で泣いている少女を、
하지만 그 눈동자 안에서 울고 있는 소녀를,

ルクセインは確かに見た。
루크세인은 확실히 보았다.

でも、そのやり方には同調できない』
그래도, 그 방법에는 동조할 수 없어』

「なら、せめて今度は傍で見届けていて?
「그렇다면, 적어도 이번에는 옆에서 지켜봐줄래?

そして全てが終わったら────私を……」
그리고 모든 것이 끝나면──── 나를……」

『対魔女戦線の一員に加わった黒衣は、
『대마녀전선의 일원이 된 흑의는,

その言葉に肯定も否定もせず。
그 말에 긍정도 부정도 하지 않고.

ただ、亡き友を想って────』
그저, 죽은 친구를 생각하며────』

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6. 運命性トライアングル 
6. 운명성 트라이앵글

Vocal:Mitsuki
Voices:오구라 유이, 타케타츠 아야나

不思議なその関系性の
이상한 그 관계성의

再構築は難しくて 
재구축은 어려워서

けどそうじゃない、元は関系ない 
하지만 그렇지 않아, 원래는 관계 없어

新しい二人を構築するんだ 
새로운 두 사람을 구축하는 거야

「早くっ!こっちこっち!ほら、置いていっちゃうよー?」 
「빨리! 여기야 여기! 안 오면 두고 가버린다ー?」

『運命の日から半年が過ぎて、 
『운명의 날에서부터 반년이 지나,

どこかぎこちなかった二人の関系は、 
어딘가 어색하던 두 사람의 관계는,

恋人とまでは言えないまでも 
연인이라고까진 할 수 없어도

少しずつその距離を縮め始めていた。 
조금씩 그 거리를 좁히기 시작했다. 

少女のその幼さは解消されなかったけれど、 
소녀의 그 천진함은 해소되지 않았지만,

今の二人にはそれがいいのだと、シグはわらって』 
지금의 둘에게는 이것이 좋다고, 시그는 웃고』 

眠らない少女はその欠落埋めるみたいに 
잠들지 않는 소녀는 그 결여를 메우는 것처럼

真昼も夜も好奇心を抑えることなく走る 
한낮에도 밤에도 호기심을 억누르지 않고 달린다

「保護者役はキミだろう?」
「보호자 역은 너잖아?」

からかわれるけど 満更でもない自分がいて
놀림받지만 싫지 않은 자신이 있어

片時も離れず一緒にいたんだ
잠시도 떨어지지 않고 함께 있었어

いつか大人になって こんなセカイを変えて 
언젠가 어른이 되어서 이런 세계를 바꿔서

キミがそのままありのままの 
네가 그대로 있는 그대로의

笑顔でいれるように 隣にいれるように 
웃음을 지킬 수 있도록 곁에 있을 수 있도록

それだけは失くさないように ただ今は願う―――― 
그것만은 잃지 않도록 그저 지금은 바란다――――

二人の間に吹いていた 
두 사람 간에 불고 있던

なだらかで平穏な風向きが変わる 
순조롭고 평온한 풍향이 바뀐다

駐留するオアシスに 見知らぬ少女が 
주둔한 오아시스에 낯선 소녀가

息を切らし涙さえ浮かべて突然現れた 
숨을 헐떡이고 눈물마저 지으며 돌연 나타났다

どこか懐かしそうに人々を見回して 
어딘가 그리운 듯이 사람들을 둘러보다

シグの姿を見ると その胸に飛び込んだ 
시그의 모습을 보더니 그 가슴에 뛰어들었다

呼吸が止まる位 少女は泣いて泣いて泣いてまた泣いて 
호흡이 멈출 정도로 소녀는 울고 울고 울고 또 울고

言葉にならない想いの 重さに
말로 나오지 않는 마음의 무게에

立ってなんていられない 離れてなんて言えない 
서 있을 수조차 없어 떨어져서 말할 순 없어

全身から伝わる熱に 不意に気圧されて奪われて 
전신에서 전해져오는 열에 느닷없이 압도되어 빼앗겨

平常心取り戻した 彼女の口から語られ始める 
평정심을 되찾은 그녀의 입에서 이야기가 나오기 시작한다

その事実は たどたどしく 重苦しく けれど鮮明に 
그 사실은 더듬거리며 숨막힐 듯이 하지만 선명하게

魔法のように靄を消し払った 
마법과도 같이 안개를 없앴다

探して探して 
찾고 또 찾아서

少女はずっとずっとずっとあきらめず 
소녀는 계속 계속 계속 포기하지 않고

守り続けた想いを 
지금껏 지켜온 마음을

遂げてもう立ってなんていられない 
이루어서 이제 서 있을 수조차 없어

離れてなんて言わせない 
떨어져 달라곤 말하게 두지 않아

全身から伝える熱で 失った時を埋めてゆく 
전신에서 전하는 열로 잃어버린 시간을 채워가네

歌うみたいにほくそ笑む声 洩らす女は鴉を従えて 
노래하듯이 혼자 웃음소리를 흘리는 여자는 까마귀를 거느리며

翻弄される 意のままに動く三人を見て小さく頷き 
농락당하여 생각대로 움직이는 세 사람을 보고 작게 고개를 끄덕이고

黒い羽 空に投げ飛ばした
검은 날개를 하늘에 내던졌다

『少女の口から告げられたのは、 
『소녀의 입에서 나온 것은,

俄かには信じられない突拍子もないことばかり。 
쉽게는 믿을 수 없는 엉뚱한 소리뿐.

けれど、彼女が涙ながらに語る少年との5年間の
하지만, 그녀가 눈물을 흘리며 말하는 소년과의 5년간의 


思い出は紛れもなく、一片の偽りもなく真実で……』 

추억은 틀림없이, 일말의 거짓도 없는 진실이었다……』 

「会いたかった……ずっとずっと、会いたかったようっ――――」 
「보고 싶었어…… 계속 줄곧, 보고 싶었다구――――」

「お兄ちゃん、この人は誰?お友達……?」 
「오빠, 이 사람은 누구야? 친구……?」

一度あきらめた歯車 それがなくても形変えて 
한 번 단념했던 톱니바퀴 그게 없더라도 형태를 바꾸어

どうにか廻るようになった今 
어떻게든 돌아가게 된 지금

戻っても居場所はどこにあるだろう――――?
돌아가더라도 있을 곳은 어디에 있을까――――?

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5. 浮遊黒猫と楽団装置
5. 부유흑묘와 악단장치

Vocal:Lico
Voices:타케타츠 아야나

『衝動の儘に、深い考えもない儘に
『충동이 이끄는 대로, 깊이 생각하지도 않은 채로

家を飛び出したミリリは、
집을 뛰쳐나온 미리리는,

激しい疲労と空腹に襲われながら
격심한 피로와 공복에 시달리며

それでも足を前へ前へと動かし続けていた。
그럼에도 발을 앞으로, 앞으로 계속 움직이고 있었다.

雨にうたれ、磨り減っていく心に、
비에 맞아, 소모되어 가는 마음에,

それでも目的だけは見失わないように。
그럼에도 목적만은 잃지 않도록.

薄汚れた格好の少女に、
더러워진 모습의 소녀에게,

声をかける者はいない』
말을 거는 자는 없다』

「ふふっ、あたし、バカみたいだ────」
「후훗, 나, 바보 같아────」

緩やかな明滅にセカイは廻って
느릿한 명멸에 세계는 돌아가고

少女の視界はいつか ブラックアウトを繰り返した
소녀의 시야는 언제부턴가 블랙아웃을 반복했다

朽廃ディテールは嘘 絡む脚笑って笑って
후폐한 디테일은 거짓 얽히는 다리를 비웃고 웃으며

不格好なダンスに黒猫が欠伸する
볼품없는 댄스에 검은고양이가 하품하네

虚構の羽はいらない それは物語を生まない
허구의 날개는 필요없어 그건 이야기를 낳지 않아

不明確な少女の 軌道は儚くも空を蹴った
불명확한 소녀의 궤도는 덧없게도 허공을 찼다

意識の葬列に終止符が穿たれて
의식의 장례 행렬에 종지부가 찍혀

嗚呼、倒れる手折られる 刹那救い上げた腕は

아아, 쓰러지며 손이 꺾이는 찰나 구해준 팔은

 

幻想か現か不明瞭で────
환상인지 현실인지 불명료해서────

『倒れかけた少女を支えたのは、黒衣を纏った放浪者。
『쓰러질 뻔한 소녀를 잡아준 것은, 흑의를 두른 방랑자.

無言で手渡されたパンに、少女は飛びつく』
말없이 건넨 빵에, 소녀는 달려든다』

「あ、ありがと。貴方は……?」
「어, 고마워요. 당신은……?」

ぼやけていたセカイが息を吹き返し
흐릿해져가던 세계가 호흡을 되찾고

箒星は流れてく 言い尽くせない願い乗せて
혜성은 흘러간다 다 말할 수 없는 소원을 싣고

猫の楽団は空想 置き場所を探して探して
고양이의 악단은 공상 둘 곳을 찾고 또 찾고

蓄積した音に無意識に依存した
축적한 소리에 무의식적으로 의존했다

感情のない喝采 いつか物語を壊す
감정 없는 갈채 언젠가 이야기를 부술 거야

囃し立てる 散々耳元で鳴っていた言葉
조롱하는 듯이 질릴 정도로 귓가에서 맴돌던 말

それは終わりへ向けられた その誘うような声音
그것은 끝을 향한 유혹하는 듯한 음색

足を止めて止められて 正気を取り戻す少女
발을 멈추고 제지당해 제정신을 되찾는 소녀

音はもう掻き消えていた────
소리는 이미 사라져 있었다────

「あ、あたしの顔に何かついてますか?」
「저, 제 얼굴에 뭐가 묻었나요?」

『汚れているのだろうか、
『더러워서 그러는 것일까,

と不安に襲われた少女が口元をゴシゴシと擦っていると彼は微笑み、
하고 불안을 느낀 소녀가 입가를 싹싹 비비고 있자니 그는 미소짓고,

自分の探している女の子のことを思い出したのだと優しく語る。
자신이 찾고 있는 여자아이를 떠올린 것이라고 다정하게 말한다.

年の頃も同じで、思わず手を差し伸べてしまったのだと。
나이도 비슷해서, 무심코 손을 뻗어버리고 만 것이라고.

多くは語らなかったけれど、
많은 말을 하지는 않았지만,

人として誤った道を選んでしまったらしいその子を止めようと
사람으로서 잘못된 길을 선택해 버렸다는 그 아이를 멈추려

旅をしていることはわかった』
여행을 하고 있다는 것은 알았다』

鮮やかな感情に呼吸を整えて
선명한 감정에 호흡을 가다듬고

虚構の羽はいらない それは物語を生まない
허구의 날개는 필요없어 그건 이야기를 낳지 않아

羽はなくとも 少女の足取りはその意思を取り戻した
날개는 없더라도 소녀의 발걸음은 그 의사를 되찾았다

飛ぶようにだなんて言えないけれど確かに
나는 것 같다고는 말할 수 없지만 확실히

嗚呼、噛み締めて踏みしめて 着実にその地を蹴る
아아, 이를 악물고 힘껏 내딛어 착실히 그 땅을 찬다

少女のいるべき方角へ────
소녀가 있어야 할 방향으로────

「キミの旅の終着点はどこ?決して道を間違ってはいけない。
「네 여행의 종착점은 어디야? 절대로 길을 잘못 들어서는 안 돼.

戻れなくなるから」
돌아올 수 없게 될 테니까」

『ぶっきらぼうに、けれど誠実に語る彼に少女は頷き、再び歩きはじめる。
『무뚝뚝하게, 하지만 성실하게 말하는 그에게 소녀는 고개를 끄덕이고, 다시 걷기 시작한다.

二人の目指す場所が同一であることには、最後まで気付かないままに』
두 사람이 향하는 장소가 같다는 것은, 마지막까지 알지 못한 채로』

「もうすぐ行くから……だから。生きて────待ってて」
「곧 갈 테니까…… 그러니까. 살아있어줘──── 기다려줘」

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4. 初恋リセット
4. 첫사랑 리셋

Vocal:Mitsuki
Voices:오구라 유이

『5年間の記憶を失くしてしまったカナリアは、
『5년간의 기억을 잃어버리고 만 카나리아는,

その幼さも5年前に戻っていて……。
그 천진함조차 5년 전으로 돌아가 있었다…….

その頃はシグとも出会っていない、記憶の巻き戻し現象。
그 무렵엔 시그와도 만나지 않았다. 기억의 되감기 현상.

もちろん淡い恋心もはじめから
물론 옅은 연심 또한 처음부터

存在しなかったかのようにリセットされていて』
존재하지 않았던 것처럼 리셋되었고』

「ねぇ、何か悲しいことがあったの?お兄ちゃん」
「저기, 뭔가 슬픈 일이 있었던 거야? 오빠」

『戸惑うばかりの少年を無邪気に兄扱いして笑うその姿は、
『당황스러워하는 소년을 순진하게 오빠 취급하며 웃는 그 모습은,

紛れもなくカナリアなのに』
틀림없이 카나리아인데』

あどけない少女は 屈託なく笑って
천진한 소녀는 걱정 없이 웃고

愛しく思っても 上手く甘く抱きしめられない
사랑스럽게 생각해도 부드럽게 잘 안아줄 수가 없어

隠すように零した溜息に
숨기듯이 흘린 한숨에

彼女は悲しそうにして
그녀는 슬픈 듯한 표정을 짓고

「キミのせいじゃない」
「네 탓이 아니야」

かける声も ただ虚しく響いた
거는 말도 그저 공허하게 울려퍼졌다

覚えているかな?
기억하고 있니?

背中合わせで気持ちの答え合わせをしたね
등을 맞대고 서로 마음을 맞춰보았던 적이 있었지

忘れてるかな 一方的な感情のリセットか
잊어버렸으려나 일방적인 감정의 리셋인가

いつだってキミはズルいよ────
언제나 너는 치사해────

離れずいるのに 置いていかれたみたいで
떨어지지 않고 있는데 혼자 남겨진 듯해서

戸惑いは晴れない 最低到底受け入れられない
망설임은 없어지지 않아 최악이야 도저히 받아들일 수 없어

共有してきたもの何もかも ぽっかりと失われてた
공유해온 모든 것을 갑자기 잃어버렸어

でも時々見せる仕草やクセは 間違いなくキミでさ
하지만 가끔씩 보이는 몸짓이나 습관은 틀림없이 너라서

二人の立場がもしも逆なら
만약 두 사람의 입장이 반대였다면

キミなら ねぇ、どうしているだろう?
너라면 저기, 어떻게 했을까?

脳裏に浮かぶキミは笑ってごまかしてばっかりだ
뇌리에 떠오르는 너는 웃어서 얼버무릴 뿐이야

いつだってそれじゃん ズルいよ────
언제나 그러잖아 치사해────

肝心なとこで弱気だ いい加減怒られそうだな
중요한 곳에서 약해진다고 또 혼날 것 같네

リセットされたならまたやり直したらいい
리셋되었다면 다시 하면 돼

きっとそう言うんだろ?
분명 그렇게 말할 거지?

覚えているかな?
기억하고 있으려나?

背中合わせで気持ちの答え合わせをした日
등을 맞대고 마음을 서로 묻고 답했던 날

キミは後出しばかりで僕を ただ待って確かめて
너는 늦게 대답하기만 해서 나를 그저 기다리고 확인하고

いつだってキミはズルかった ────そうだろう?
언제나 너는 치사했어 ────그렇지?

『カナリアに起きた不思議な現象は記憶のことだけではなかった。
『카나리아에게 일어난 이상한 현상은 기억상실뿐만이 아니었다.

いつまでも眠気がこないといい、
언제까지고 잠이 안 온다며,

その日から一切の睡眠をとらなくなっていて……。
그 날부터 일절 수면을 취하지 않게 되었다…….

たとえ記憶を失っても、彼女を彼女。
설령 기억을 잃었더라도, 그녀는 그녀.

思い出はまた作っていけばいい、と少年は自らに言い聞かせる。
추억은 또 만들어가면 된다, 고 소년은 스스로를 타이른다.

最初は兄でもいい。それでも近くにいられるなら。
처음엔 오빠라도 괜찮아. 그래도 가까이에 있을 수 있다면.

そして────いつかはまた、恋人同士のようになれたなら……』
그리고──── 언젠가는 다시, 연인 사이가 될 수 있다면……』

「もう、また何か考え事?眠れるまで……遊んでほしいな?」
「정말, 또 무슨 생각 해? 잠이 올 때까지…… 놀아줄래?」

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3. 眠り姫と夢の空想儀
3. 잠자는 공주와 꿈의 공상의

Vocal:Lico
Voices:타케타츠 아야나

『遠く離れた別の場所。
『멀리 떨어진 다른 장소.

5年もの長きに渡って意識不明の"ミリリ"という少女がいた。
5년이나 되는 긴 시간에 걸쳐 의식불명에 빠진 "미리리"라는 소녀가 있었다.

眠り姫と呼ばれ、病名もわからず家族さえもあきらめかけていたある日、
잠자는 공주라 불리며, 병명도 알지 못한 채 가족조차 포기했을 무렵 어느 날,

彼女にとっての朝がその瞬間に
그녀의 아침이 그 순간에

訪れたとでもいうように突然に目を覚ました』
찾아오기라도 한 것처럼 돌연 눈을 떴다』

「ここは?あれ?あたしは、レジスタンスにいて……戦って────」
「여기는? 어라? 나는, 레지스탕스에서…… 싸우고────」

『自分の名前も覚えている。周囲で涙する家族のことも間違いなく記憶している。
『자기 이름도 기억하고 있다. 주위에서 눈물을 흘리는 가족도 틀림없이 기억하고 있다.

けれど、眠っていたはずの空白の5年間の記憶は、ミリリではなく、カナリアのものとして存在して……』
하지만, 잠들어 있었을 터인 공백의 5년 간의 기억은, 미리리가 아니라 카나리아의 것으로서 존재하고 있었다……』

「シグ────!」
「시그────!」

記憶の混濁に 酷い眩暈と共感覚
기억의 혼탁에 심한 현기증과 공감각

長すぎる眠りに視たのは非現実?
너무나도 긴 잠에서 보았던 것은 비현실?

歓喜する家族に その物語の事を話しても
환희하는 가족에게 그 이야기를 말해봐도

「夢を見ていたの」と優しく諭されるだけで
「꿈을 꾼 거란다」라고 상냥하게 타이를 뿐이라

そうは思えない 言いようもないリアリティ
그렇게 생각되진 않아 형언할 수 없는 리얼리티

彼に触れた腕その体温が ねぇ、まだ今も残ってるのに
그에게 닿았던 팔, 그 체온이, 있지, 아직 지금도 남아있는데

空想儀上で乱反射した摇盪う二つの視點
공상의 위에서 난반사한 흔들리는 두개의 시점

バラバラ切り刻まれてただ磨耗するなら嫌だ
조각조각으로 잘려 그저 마모되는 건 싫어

向こう側でまた眠っていたい
저쪽에서 다시 잠들어 있고 싶어

『薄靄は晴れぬまま、この自分に慣れようと日々を過ごしていると、人づてに聖女様が率いる
『연무는 개지 않은 채, 이 자신에게 익숙해지려 일상을 보내고 있자니, 소문으로 성녀님이 이끄는

レジスタンスのことを耳にしてしまう』
레지스탕스에 대한 이야기를 듣고 만다』

「やっぱりただの夢なんかじゃなかった。あれは、みんな現実だったんだ……!」
「역시 평범한 꿈 같은 게 아니었어. 그건, 전부 현실이었던 거야……!」

駆け出したくなる衝動抑えて深呼吸ひとつ
뛰어나가고 싶은 충동을 억누르고 심호흡 하나

平静装った 気付かれないように
들키지 않도록 평정을 가장했다

過保護な母親と父を愛していないわけはない
과보호하는 어머니와 아버지를 사랑하지 않는 건 아냐

けれど同じくらい大切な場所ができたんだ
하지만 그 정도로 소중한 장소가 생겼단 말이야

とても言い出せない 真っ直ぐに目も見れない
절대 말할 수 없어 똑바로 눈도 마주치질 못하겠어

ここにいるべきとわかってる でも、今すぐみんなに会いたくて
여기에 있어야 한단 걸 알아, 하지만 지금 당장 모두가 보고 싶어서

空想儀上の物語を忘れてしまうことはできない
공상의 위의 이야기를 잊어버릴 수는 없어

半身をその地に置いてきた感覚が消えないから
몸 반쪽을 그곳에 두고 온 것 같은 감각이 사라지질 않으니까

セカイのどこかで今この時も戦っているだろう彼らは
세계 어딘가에서 지금 이 시간에도 그들은 싸우고 있겠지

悲しいけど少しずつ命を落としていく 決断は今しかできない
슬프지만 조금씩 목숨을 잃어가 결단은 지금밖에 할 수 없어

試しに弓を射てみても カナリアと違い上手くは飛ばない
시험삼아 활을 당겨봐도 카나리아와는 달리 잘 날지 않아

思考に体がついてこない これじゃ彼の背中は守れない────?
사고에 몸이 따라와주질 않아 이래선 그의 등뒤는 지킬 수 없어────?

それぞれ道は別れ 乱暴に引き離されて
각자 길이 갈라져 난폭하게 떼어놓아져

それでも自分の意思で 戻る道があるなら……
그럼에도 자기 의사로 돌아갈 길이 있다면……

「彼は、シグは────今も確かに存在する。じゃあカナリアは……?」
「그는, 시그는──── 지금도 확실히 존재해. 그럼 카나리아는……?」

『少女は、大切な家族に手紙を書き残し、
『소녀는, 소중한 가족에게 편지를 써 남기고,

必ず戻ることを記して誰にも見つからないようにこっそりと村を出る。
반드시 돌아올 것을 약속하고 아무에게도 들키지 않도록 몰래 마을을 나온다.

どれだけ旅をすればそこに辿りつくかもわからないまま。
얼마나 여행을 하면 그곳에 도착할 수 있을지도 모르는 채로.

一秒でも早くその場所に戻りたいと願って』
일초라도 빨리 그 장소에 돌아가고 싶다고 바라며』

「あたしの居場所は、きっとあの背中の裏側。
「내가 있을 곳은, 분명 그 등 뒤야.

例えもう戦えないとしても……やっぱりそこにいたいんだ」
설령 더 이상 싸울 수 없다고 해도…… 역시 그곳에 있고 싶어」

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2. フェザースノウ
2. 페더 스노우

Vocal:Mitsuki
Voices:오구라 유이

『決して慣れることのない緊張感を伴うレジスタンスでの生活。 
『절대 익숙해지지 않는 긴장감을 동반하는 레지스탕스에서의 생활.

行動を共にする機会の多いシグとカナリアの間には、いつしか小さな恋心が 芽生えはじめて……。
행동을 함께할 기회가 많은 시그와 카나리아의 사이에서는, 언제부턴가 작은 연심이 싹트기 시작해 있었다…….

二人に降り注ぐ不思議な浮遊感。それは、初めての恋』 
두 사람에게 쏟아져 내리는 이상한 부유감. 그것은, 첫 번째 사랑』

「好き、って言葉は強いね。頑張れる力になる!そう思わない?」 
「좋아해, 라는 말은 강하구나. 버틸 수 있는 힘이 돼! 그렇게 생각하지 않아?」

水面は澄んで気持ちが上がる 一歩進んで二歩下がる 
수면은 맑아서 기분이 좋아져 한 발 나아가고 두 발 물러서

絶妙な距離感で傍からはどう見ても 二人の想いわかっちゃうのにさ 
절묘한 거리감으로 옆에서는 아무리 봐도 두 사람의 마음이 뻔한데 말이야

眼を奪われているのがバレて からかわれちゃって遊ばれて 
시선을 빼앗긴 것을 들켜서 놀림받고 장난을 당하고

悲壮感が薄れて爽やかな風が吹く 笑顔の花が咲いた 
비장감이 옅어져 상쾌한 바람이 불자 웃음꽃이 피었다

「空から降り注ぐのが、この瞬間みたいに優しい光ばかりだったらいいのにね」 
「하늘에서 내리는 게, 이 순간처럼 따뜻한 빛뿐이라면 좋을 텐데」

その幻想の蕾は羽化しない事を知りながら 
그 환상의 꽃봉오리는 피지 않을 것을 알면서도

明日会えなくなるかもしれない 命を落とすかもしれない 
내일 못 보게 될지도 몰라 목숨을 잃을지도 몰라

感傷を消すように ここにいる誰もがさ どこか壁を張ってた 
감상을 지우듯이 여기 있는 모두가 어딘가 벽을 치고 있었어

失うことの怖さを知るからこそ 今この場所に立ってるんだ 
잃는 일의 무서움을 알기 때문에 지금 이 장소에 서 있는 거야

それでもその壁を壊す強さを 二人は淡いキスで示してみせた 
그럼에도 그 벽을 부수는 강함을 두 사람은 옅은 키스로 나타내 보였다

その幸せは真雪のようにあっけなく溶けてしまった 
그 행복은 눈과도 같이 어이없이 녹아버렸다

きっかけさえなく少女は 原因不明の高熱に倒れて 生死の境へ
계기조차 없이 소녀는 원인 불명의 고열에 쓰러져 생사의 기로에

「――――――どうして!!?」 
「――――――어째서!!?」

「空から降り注ぐのが、この瞬間みたいに優しい光ばかりだったらいいのにね」 
「하늘에서 내리는 게, 이 순간처럼 따뜻한 빛뿐이라면 좋을 텐데 말이야」

その幻想の蕾はほら案の定 彼らのためには花開くことなく 
그 환상의 꽃봉오리는 아니나 다를까 그들을 위해서는 피지 않고

壊れたみたいな枯れた笑いだけ残されて―――― 
부서진 것 같은 말라버린 웃음만 남겨져――――

「シグの献身的な看病のおかげもあってか、意識を取り戻したカナリア。 
「시그의 헌신적인 간병 덕도 있어서인지, 의식을 되찾은 카나리아.

けれど目を覚ました少女は、この5年間の記憶を完全に喪失していて――――」 
하지만 눈을 뜬 소녀는, 요 5년간의 기억을 완전히 상실해 있었다――――」

「んー?あなたは、誰……?」
「응? 당신은, 누구……?」

「遠くで、鴉が鳴いていた。笑うように、蔑むように――――」
「멀리서, 까마귀가 울고 있었다. 비웃는 것처럼, 깔보는 것처럼――――」

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1. Resistance

Vocal:Mitsuki
Voices:오구라 유이

片方の眼を失くした鴉が 夕闇に処方箋を銜えて願望を攫った
한쪽 눈을 잃은 까마귀가 땅거미 질 무렵 처방전을 물고 소원을 빼앗아갔다

溶け込んだ死に寄り添う少女は 魔女の使命を受けて
죽음에 다가붙은 소녀는 마녀의 사명을 받고 녹아들어

ほら魔法みたいな嘘を吐く
이것 봐, 마법 같은 거짓말을 치네

灰と苦悩燻るこのセカイに
재와 고뇌가 맺히는 이 세계에

反旗を翻し聖女の名の下に立ち上がれ
반기를 들어 성녀의 이름 아래 들고 일어서라

はじまりはほんの小さな火種に過ぎなくて
시작은 정말 작은 불씨에 지나지 않아도

でも肩寄せ合った炎は 無限大に燃え上がる!
어깨를 맞댄 불꽃은 무한대로 불타올라!

あとどれだけの血が流れたら この仄暗い夜が終わるだろう?
앞으로 얼마나 더 많은 피가 흐르면 이 어슴푸레한 밤이 끝날까?

不安に折れそうになっても 背中預けるキミがいる
불안에 꺾여버릴 것 같아도 등을 맡길 수 있는 네가 있어

今探してるのが"理想"なら それを"空想"では終わらせない
지금 찾고 있는 게 "이상"이라면 그것을 "공상"으론 끝나게 두지 않겠어

誰も泣かなくてすむように このセカイを変えてやる
아무도 울지 않아도 되도록 이 세계를 바꿔주겠어

"背徳"と糾弾されて
"배덕"이라며 규탄받고

救う対象であるはずの人々に飛礫投げられても
구원하는 대상일 터인 사람들에게 돌팔매질을 당해도

僕らの行動が正義だ善だなんて言わない
우리의 행동이 정의나 선이라고는 말하지 않아

けれど命を弄ぶ魔女は このセカイの敵だ!
하지만 목숨을 가지고 노는 마녀는 이 세계의 적이야!

全てを守る力はなくて 全てを捨て去れる勇気もない
모든 것을 지킬 만한 힘은 없고 모든 것을 버리고 떠날 수 있을 만한 용기도 없어

ならこの手の届く限りに 今日を戦うしかないだろう?
그렇다면 이 손이 닿는 만큼 오늘을 싸워나갈 수밖에 없잖아?

今小さく引かれてた線が 幾重にも重なり交差して
지금 작게 그어진 선이 몇 겹이고 겹쳐져 교차해서

いつの日か大きな奔流に 流れは変わってゆく
언젠가는 큰 급류가 되어 흐름은 바뀌어가

いつか集うみんなが 家族のような気になっちゃって
언제부턴가 모인 모두가 가족 같은 느낌이 들어서

本当にただの錯覚って わかっていても嬉しかったんだ────
정말로 단순한 착각이란 걸 알고 있었지만 그래도 기뻤어────

あとどれだけの血が流れたら この仄暗い夜が終わるだろう?
앞으로 얼마나 더 많은 피가 흐르면 이 어둑어둑한 밤이 끝날까?

不安に折れそうになっても 背中預けるキミがいれば
불안에 꺾일 것 같아도 등을 맡길 수 있는 네가 있으면

例えそれぞれが小さな歯車だとしても
가령 각자가 작은 톱니바퀴에 불과하다고 해도

揃えば大きな力を生み出す原動力になる
모이면 큰 힘을 끌어내는 원동력이 돼

このセカイだって変えてやる
이 세계조차도 바꿔주겠어

『聖女が旗を掲げ、立ち上がった対魔女戦線。
『성녀가 깃발을 내걸고, 맞서 일어선 대마녀전선.

そのレジスタンスは戦災孤児を中心に、
그 레지스탕스는 전쟁 고아를 중심으로,

徐々に勢力を拡大させて……。
서서히 위력을 확대시켰다…….

集団の中核を担うのは、体格に見合わぬ大剣を振るう少年"シグ"と、
집단의 중심을 맡은 것은, 체격에 어울리지 않는 대검을 휘두르는 소년 "시그"와,

弓の名手である少女"カナリア"。
활의 명수인 소녀 "카나리아".

幾つもの運命線が交差して、やがて物語が形成されてゆく』
몇 개의 운명선이 교차하여, 이윽고 이야기가 형성되어 간다』

「例え傷だらけになっても、いつか────!」
「설령 상처투성이가 되더라도, 언젠가────!」

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